今回の話題はあいみつ、(相見積もり)について考えてみたいと思います。

見積作成のコストをどう捉えるか?

見積作成というのは何であれ思った以上に時間を取られるもので、極端な例を書きますと粗利益が2,000円しか取れない部品の加工一つで見積作成にトータルで15分かかってしまいますと、無視できない見えないコストになって来てしまいますが、見積作成を有料化している企業はまだまだ少ないのが現状ですよね?

見積作成を自動化出来ない少量多品種加工品

ネット上では見積を自動計算するものが色々出回っていますが、加工品の自動見積りは簡単には出来ないと思いますし、実際既にネット上で見積を自動で出来るシステムを構築しているサイトは有りますけど、その構築には多大な費用が必要になりますから、かなりの資金力がないと対応は難しいと思いますし、見積計算を自動化したとしても投資に見合うだけの収益は出ないと思います。

相見積(あいみつ)の問題

基本的には取引量で提示金額が変わってくると思いますが、いつも複数社に見積り依頼をして一番安い所に発注するような取引先というのは、利益が取れるような受注が難しくなって来ますし、先に書きました見積作成コストが嵩んで来ますから取引を色々と考えてしまうわけです。

本来は複数社に見積を頼むような企業よりも、自社への発注をメインにしてくれる会社は見積作成コストは低くなりますから、相見積で頼んでくるところよりも安く見積もるべきなのですよね?

しかし理論上はそうであっても相見積つまり競合相手が居るから安くしないと受注できないという気持ちになってしまいまして、本当は安くしないといけない相手よりも安くしてしまうという場合も出てくるのではないでしょうか?

見積有料化の壁

見積書を作成する為のコストというのは営業経費に含むという考え方が一般的に浸透していて、なかなか見積を作るのにお金をいただくのは難しいと思いますが、家電製品の世界ではかなりの確立で修理は見積も有料となっているようですね?

仕組み的には修理品を持っていった時点で見積に何千円かかかると言われて、もし見積金額を聞いて修理を行うのであれば見積作成金額は相殺として、修理をしないのであれば支払った見積料金は返却しませんという仕組みです。

故障品の見積は分解して故障箇所を特定して必要な部品と交換に要する時間で見積もりを出しますから、修理するのと同じくらい時間がかかる場合もありますから理解できる気がします。

金属加工の見積も複雑な形になりますと時間がかかるか丼勘定で出すかの選択にはなりますが、それでも時間がかかってコストにかかるのですから一斉に有料化しても良いのでは無いでしょうか?

まぁそれでもそうすると見積もり無料を宣伝してくるところも必ず出てくるという事になって、結局は同じになってしまうんですけど、あと10年も経過したら全てAIが自動的に見積するのが当たり前になるのでしょうね。