このコラムは基本的に製造業に関するコラムですが、最新技術の応用という事で近い将来撲滅されると思われる万引きについて取り上げてみたいと思います。

万引き対策といえば防犯カメラを筆頭にミラーとか基本的に万引きしないように監視するという事で防止するというよりも抑制するとか、万引きされてから対応するという方法しか無く、完全に万引きを無くす(撲滅する)という効果的な方法はありませんでした。

万引き防止方法

しかしニュースで知っていらっしゃる方も多いと思いますが、Amazonが開始した実店舗が一般的になれば、万引きという行為は完全に消滅するという事になるでしょうね。

まぁAmazonは万引きの阻止を考えてスタートしたわけでは有りませんが結果的にそうなったという事ですが、その仕組を紹介したいと思います。

お客は入り口で自分を示すID(バーコード)を読ませてから店舗に入りましたら、後は好きな商品を手にして勝手に店から持ち出してかまわないという非常にシンプルで簡単な買い物になります。

レジは不要で後から代金を引き落とすという仕組みです。

誰が何を持っていったかという識別はタグのようなものを使うのではなく、全てカメラによる認識で誰が何を持って行ったのかを把握できる仕組みなのだそうで、商品の数をチェックするセンサーと組み合わせた状態でより完璧な仕組みになっていくのだと思います。

万引き対策

AI(人工知能)が商品を監視していて持っていった人を把握して記録してお会計を勝手にするという仕組みですから、万引きをやろうとしてもその商品を持ち帰る行動が全て把握されて請求が来るのですから、万引きという行為そのものが成り立たなくなってしまうわけです。

コンビニの万引き対策

実店舗の存在を脅かしたAmazonが救世主になる日

全国の零細な書店を筆頭にAmazonによって経営的に打撃を受けてきた事は間違いないと思いますが、この完璧とも言える万引き防止の方法(ソフト)を開放すれば逆に救世主になるかもしれませんね。

書店は言うに及ばすコンビニエンスストアも万引被害がゼロの店舗は皆無で、多くの店舗が万引被害によって大きな打撃を受けて経営危機にまで発展しているのが現実ですよね。

それがこの完璧ともいえる万引きを防止する方法が世に浸透する事に(コスト的な面はさておいて)、なれば、万引被害によって経営に影響が出る実店舗が根絶される事になると思います。

技術革新は本当に色々な分野で起きているのだと感心する今日このごろですが、日本で開発されていない事に一抹の寂しさも感じるのであります。

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