昔は自分が生まれた家の家業ですとか環境でほぼ強制的に仕事が決まっていたような所がありますし、次男以降は丁稚奉公に出されるという事が普通で、奉公先によってそのまま機織職人になるとか、大工になるとか職業選択の自由が保障されていない時代が長かったわけですが、現代のように自由になったらなったでやりたい仕事が分からないで困るとか悩むといった事が出てきてしまいますね?

やりたい仕事が分からないが普通

例えばラーメンは何味がすきか?といった単純な質問で考えてみますと、はっきり答えられるのは塩や醤油や味噌味を食べてきた経験があるから、その中で好きな味を答えられるのであって、塩味しか食べた経験が無ければまともに好きなラーメンの味を答えることは出来ませんよね?

ですから若いのにやりたい仕事があると断言している人は、沢山ある職業の大部分を経験していない状態でやりたい仕事を決めてしまっているのですから、もしかしたら大きな可能性に背を向けてしまっているのかもしれません。

やりたい仕事が分からないから製造業を選ぶ

入社試験で聞かれて答えに悩む質問のひとつに志望動機というのがありますね?

やりたい仕事が言えるほど経験もないし、なんとなく人並みに給料をもらえて自分でも出来そうな製造ラインの仕事で働いてみようと思ったなんて動機は本音で思っていても口には出来ないものです。

人事担当者としては”やりたい仕事が分からない人”はプラス評価すべき

周りを見回してですね、本当に自分のやりたい仕事に従事できている人は非常に少ないと思いませんか?

またはやりたかった仕事に就いたけど理想と現実は違ったなんて人も多いのかもしれません。

もしやりたい仕事が分からないから製造業に入ろうと思うという人がやってきたのであれば、製造業に夢と希望を持って入ろうとしている人と同等以上に、製造業がやりたい仕事になる可能性がある人材だと言えるのではないでしょうか?

つまり変に製造業に夢や希望といった幻想を抱いていないですし、かといって嫌いでもなく好きでもない白紙の状態なのですから、好きな色に塗ることが出来る可能性が高いという事です。

そもそも社会経験が乏しい若者がもうやりたい仕事はこれしかない!と決めてしまっているのもどうかと思いますし、実際なんとも思っていない仕事でもやってみたら面白くて天職だと思えるようになったという人も沢山いるのではないでしょうか?

ですから就職先を考えている人、転職活動中でどんな業界に行こうか思案中の方で、もしこのコラムを読んでいらっしゃるのであれば、製造業への就職を考えてみるのも良いのではないでしょうか?

トランプ大統領も国内景気の回復に製造業を重視していますしね。