個々最近になってインサイトセールス【インサイト営業】という言葉をよく耳にするようになりました。

量子コンピューターが一般的になってAI(人工知能)が設計から製造まで人がやっていた領域を脅かすようになっても営業セールスだけはそう簡単に人の手から離れないと思いますが、やるべきことをやっていないと量子コンピューターがフル回転して素晴らしいマーケティング手法を駆使してネットで勝手に売ってくるみたいな事になってしまうかもしれません。

さて表題のインサイトセールス【インサイト営業】ですがインサイト(Insight)とは、直訳すると「洞察、見識」という意味で、お客のことを観察して相手が気がついていない問題点を指摘してモノやサービスを買ってもらう・・というお節介なやり方に一歩間違えるとなってしまいます。

インサイト営業が出来る大前提はお客との立場

はっきり言えばほぼ大部分の営業マンがインサイト営業をやろうとしても上手く行きません、というか失敗します。

なぜならば情報が氾濫している今の状況でよほど信頼している相手から以外に売り込まれるのは、鬱陶しいですし時間の無駄遣いと感じてしまいますし、単なる図々しい営業マンとしてしか思われないからです。

分かりますよね、お客様からの強い信頼関係があって初めてインサイト営業が展開できるので有りまして、ましてや飛び込み営業ですとかはじめましての状態で成り立たせる事は非常に難しいのです。

ただ全く方法がないわけではありません。

お客とって必要な情報を提供するという当たり前の事

別にお客さんは馬鹿じゃないですし、その道でちゃんと食べていっている相手なのですから、業務に必要な事はちゃんと身についていますし、普通に自分にとって必要な情報は集めようとしているのですから、営業の仕事が始まってから何百年も続いている、相手にとって必要な情報を提供するというだけのことでしか無いのです。

物が売れない時代の営業コンサルタント

今も昔も物を買ってもらうためのセールスセミナーの類は手を変え品を変えて開催されています。

その理由の一つとして目先を変えて違う切り口にしないとお客が集まらないという単純な話なのでありまして、ソリューション営業だのエモーショナル営業だのインサイド営業だの、とにかく次々と出ているに過ぎないと思ってしまってかまわないと思います。

良いモノを作って必要十分な情報を発信提供する事に尽きる

まずその基本的な事から初めてお客様との良好な関係を築いて、そこまでいけばどんな営業手法を使おうと、使うまいと営業活動は成功するのです。

それが出来ていない状態で手法にこだわっても上手く事が運ばないのは目に見えているのです。

[ad#as]