高度成長期からバブル期つまりインフレの時代では中小零細企業では人材確保が非常に難しい時代で人手不足倒産が多かった・・というのは違って何とか人員をやりくりしたり経済成長に合わせて社員の待遇改善をしたりして、それほど人手不足倒産というのは無かったようで、逆に今のデフレ経済の状態のほうがより深刻な状態です。

製造業に限っての話ですと、やはり後継者の確保が出来ないという切実な理由で廃業するという町工場が非常に増えているのが現実ですね。

人手不足からくる悪循環

人員不足から納期遅延が発生したりして対外的な信用が低下するという具体的な事象を伴う場合も有りますし、残っている人員への過剰な仕事が過労であったり労働環境の悪化などを招いてしまって、さらに社員が会社を去っていくという悪循環を発生させてしまったら、そう簡単に正常な状態に戻すことは難しいでしょう。

また転職市場ではタマ不足つまり転職者を受け入れたい企業に比べて、希望者が絶対的に足りない状況になっていますし、求人にかかるコストというのは正社員にかかる人件費一か月分以上になる場合が少なくないのですから、人材確保コストが経営を圧迫しているという企業も少なくありません。

これも人材確保コストがかさんで社員への待遇を改善できないために、退職者を出してしまうとい悪循環も出てしまったりしますね。

製造業の人手不足はある意味では自ら蒔いた種

デフレ下の人手不足倒産

目先の利益を最優先に考えて人件費を流動費につまり期間労働や派遣労働を労働力の中心にしてしまったり、量産化になると中国(海外)で生産することを利益追求のために当たり前のように実施してきましたよね?

実際にそうした動きは大手企業を中心とした動きなのですが、イメージ的に他の産業と比べて働きたい職場というイメージでない方向に進んでしまったから、他の産業に人が流れてしまっているのが現実です。

別に飲食店やコンビニエンスストアのアルバイトが駄目だとは言えませんが、製造業で働くよりも違う業界で働いたほうが良いと思われている現実なのが悲しいと思いませんか?

人手不足倒産にならないために

それはとても簡単な考え方がスタートになります。

人を大切にすると人が残ると言う事で、お金を大切にすればお金が残るという原理と同じです。

といっても価格要求は年々厳しくなってきますし高給で人を雇い入れる事も難しいというのが本音だと思います。

けどですねまず経営者が笑顔で前向きに取り組むという最低限の事からスタートしないといけないのです。

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