グローバル化が進むと人件費の世界は世界同一賃金に向かうという話があります。

問題は平均化されると言うよりも人件費の安い地域に引っ張られる形で、世界全体の人件費の平均値が下がっていく可能性のほうが高いという事です。

この流れは製造業に従事する人でしたら強く感じていると思いますが、資本の移動が活発になって腕より道具みたいに、工作機械がしっかりしていれば一定の教育さえすれば世界どこでも一定以上の品質が確保できるとなれば、製造拠点は人件費の安い地域を求めて移動を始めて、元々作っていた地域の企業は価格競争を強いられるという事になっていますので、自ずと安い方に引き寄せられるという塩梅ですね。

現状の世界堂位置賃金化は歪な状態を生む

為替操作というか自国通貨の為替相場をほぼ固定化している国もありますし、通貨発行権の問題ですとか市場原理をそのまま通貨に持ち込むのはどうか等々色々とあります。

個人的に経済のグローバル化は弊害のほうが大きいと思っているのですが、どうも流れがそっちの方向に流れていますね。

世界同一賃金をポジティブに考えると

勤勉で手先が器用で質の高い製品を作ることが出来る国が、世界同一賃金になれば人件費的な競争力が同じになれば高い競争力を取り戻すとポジティブに考える事も出来ます。

ただし製造技術を継承していけるように人材確保と育成に手を抜かないで頑張るという事がとても大切だと思うのです。

世界同一賃金の可能性はどの位?

数年前にファーストリティリング社が世界同一賃金を打ち出しましたが、実際にうまく稼働したという話も聞きませんし、花火を打ち上げただけで終わってしまったようです。

根本的に無理があるのか単に時期尚早だったのか判断できる状況ではありませんが、はっきりしているのは賃金は低い方に平均が移動して、富裕層への富の移動が進んでいるという事です。

その先に有るのは大量の低賃金労働社の出現という可能性が現実性の高い話のような気がします。