数年前から中国経済が崩壊する(中国経済崩壊と破綻後の日本経済)と言われ始めていますが、オオカミ少年じゃありませんが、相変わらず量産品になると中国をはじめとした人件費の安い東南アジア各国に製造拠点を持って行ってしまいますし、電子機器の新製品も韓国からの輸入品が相変わらず幅を利かせていますね?

話は急に変わって日本の戦国時代(安土桃山時代)の話を書きますが、なぜ小さな地方武将が天下を取るまでになったのか、諸説ありますがその中の一つの話を書きます。

戦国時代に織田信長が戦上手になったのは後に信長に討ち取られる今川義元の属国として、今川義元の戦のたびに属国として駆り出されて、張本人の今川義元の軍勢は戦に行かないまたは後方支援しかしてこなかったから、気がついたら織田家が戦上手になったとの事です。

技術流出イメージ

今川義元にスポットを当てて書きますと、戦のたびに自分の配下の武将を戦に出さなければ経験も積めないし、能力が向上しない事に気が付くべきだったわけですね?

さて今日現代の日本の製造業関係に話題を戻しますと、量産になると中国や韓国に製造をゆだねてしまって、コストが削減出来て価格競争力が向上して良かったと思っていると、やがて量産するにあたって必要なノウハウや何よりも経験が日本で蓄積する事が出来なくて、代わりに安い人件費で製造に従事した国の労働者に蓄積されますよね?

中国経済も韓国経済も崩壊しない

なにせこれだけ日本から生産を委託してしまっていますから、分野によっては量産技術に関しては日本を凌駕してしまっているかもしれませんし、そもそも経済的に崩壊するという事か何を意味するのかを考えてみましょう。

要は崩壊するという事は過去の国家破たんしたブラジルですとかアルゼンチンを見れば分るように、すぐに自国通貨の価値が圧倒的に下がって・・・わかりますよね?

今の為替レートでも日本よりも競争力が有るのに、元安やウォン安になったらさらにパワーアップしました、みたいな感じになってしまうのです。

歴史から学ばない民族は衰退すると昔から決まっていますが、今川義元と織田信長という教科書がせっかくあるのに、外に安く作らせて喜んでいる間に技術もノウハウも作業できる人材もいなくなってしまっている日本は、中国や韓国が崩壊するのを待っていてもまずやってきませんから、厳しくても国内製造をまた増やす事から始めるべきではないでしょうか?

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