新規顧客開拓の営業手法の一つに電話コールがあります。

たぶん電話が普及し始めてから顧客開拓に使われてきた手法だと思いますし、いまだに週に数件はその手のセールスの電話がかかってくるのですから、コストに見合うだけの営業成果が出ているのだと思います。

さて近年普及目覚ましい人工知能ですがつい数ヶ月前のニュースでは人工知能が合成音声で人と会話したところ、殆どの人が相手がコンピューターだと気が付く事無く人間相手に会話をしていたと確信していたのだそうです。

CTIという言葉をご存じの方も多いかと思いますが、自動電話システムというのでしょうか、中でもアウトバウンドシステムと言われるものは、リストに従って自動的に電話をかけて、予め録音しておいた音声を流して、場合によっては電話機の番号ボタンを押してもらって反響をリスト化するという営業支援システムがありますが(確かオートコールという名前だったと記憶しています)、これに人工知能と合成音声のシステムを組み込んだら、結構面白いセールスツールが作れるのでは無いでしょうか?

営業相手に嫌がられるかどうかは別にして、何度電話をガチャ切りされても平気ですし、一度会話を交わした相手の音声も日時も内容も全部覚えています。

それになにより凄いのが技術的な事は何を聞かれても的確に回答ができるという事なんですね。

何故ならば既にサポートの世界ではチャットサポートですけど、文字による質問にチャットロボット(チャボット)が即座に回答するというシステムは運用によってかなり精度が向上しているようですから、同じように相手の音声を聞き取って音声で回答するというシステムの運用も直ぐに始まるでしょうし、そうなると日本語だけでなく英語やフランス語など他国製対応になるのも間違いないです。

話を人工知能の音声会話を使った営業(新規顧客開拓)に戻しますと、もしかしたら空気読めない人が電話営業するよりも、声のトーンなどから微妙な感情の変化を読み取って対応できる人工知能のほうが、的確な電話コールをしてより多くのアポイントを取るかもしれませんし、疲れることもなければ文句を言う事もないですからね。

電話で営業する側と電話を受ける側の両方が人工知能を組み込んだCTIシステムになる未来

既に電話を受ける側(インバウンド)では一般的に自動応答システムが導入されていますし、簡単な受け答えに関しても普通に導入されているのですから、アウトバウンドのCTIに人工知能が組み込まれまして、人工知能同士が勝手に会話している未来が必ず来ますよね。

しかしそうなると未来はまさに仮想現実(シュミレーション仮説)の世界なのかリアルなのか誰もわからなくなってしまうと思います。

で、問題はそんな未来を誰が望んでいるかと言うことで、私の知る限りではだれもそんな未来など望んでいないのです。