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そもそもこの現実社会そのものが仮想シュミレーションであるという説も有るわけですが、今回のコラムでは仮想工場について考えてみたいと思います。

この言葉(仮想工場)をネットで検索しますと、完全自動化された遠隔操作によって動く工場という事ですから、基本的には人が誰もいない無人の工場という事になりますが、まぁ人工知能は発展を加速させておりますし、ロボット技術も進んでいますし、既にそれに近い工場は稼働していると思います。

しかしですね、人が感じている現実というのは単に脳が電気信号によって描いている世界に過ぎないという事ですから、別に資源を使って製造しなくても脳がそう感じれば良いという事に将来的にはなるのではないでしょうか?

つまり万年筆だろうと高級自動車だろうと実際に実物が存在しなくても、手触りを感じて自分が所有するという実感を脳が感じてしまえば、それは仮想現実の中の世界であっても全く現実に手に入れたのと同じなのですから、多くのモノが仮想シュミレーションで代用される日も近いのではないでしょうか?

まぁそうなると今の仮想工場の定義は実際に機械が動いて物を作り出す工場が存在する、プレ仮想工場なのがやがて工場そのものが仮想現実の中にしか存在しない、工場が仮想工場の定義になる日も遠くないでしょうね?

ただそんな未来は単に頭が回線につながっているだけで、全て電気信号で現実と同じに感じるのでしたら、人が生きている意味を考えてしまうので、どこかでブレーキはかかるのでしょうけど、本当にシュミレーション仮説の世界の中にまたシュミレーションの世界が有るという二重構造になってしまってわけがわからない世界になってしまいそうです。