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歴史に学ぶという事で今回は書こうと思いますが、かつて日本に鉄砲伝来した時の話から始めます。

日本に始めて鉄砲が伝えられた時、当時のお金で一丁千両(今のお金にして一億円以上)で二丁購入したそうです。

その頃のオランダでは一丁20万円程度だったらしいので大変大きな儲けを手にする事が出来たので、国に帰った商人は、再び鉄砲を船に積み込んで日本にやってきたのですが、元々製鉄精錬技術を持っていた日本の技術者が、更に高性能な製品を作り出していたので、殆ど売れなかったそうです。

という日本は古来から製造技術は世界に誇れるものを持っていた国なのですが、どうも最近は勢いがありませんし、他力本願的な考え方が出ているのか前に書いた、中国経済崩壊と破綻後の日本経済のページのアクセスが多いようです。

別のコラムでも書きましたが中国経済が破綻しても労働者が居なくなるわけでも工場がなくなるわけでもなく、元安になって競争力が強くなるだけなのです。

信長や家康が居た頃の話を書きます。

製造業の重大問題

まだ信長が天下を取る前の戦国時代の話です。

当時の織田家というのは今川義元の属国のような状態で戦になるたびに、今川家の命令で織田家は戦いに駆り出されている状態で、今川家が直接戦に出ることは稀だったそうです。

この状態をみて当時の豊臣秀吉は「これでは織田家が戦上手になってしまう」と思ったそうです。

その後、織田信長が天下取りに成功するわけですが、これは今川家の属国状態だった時に鍛えられて、強くなったという事も有るのでは無いでしょうか?

もう日本製造業の問題はわかりましたね?

人件費の安い中国やベトナムなどに製造を委託してしまえば、大量の人員を抱え込まなくて良いし、製造コストはかからないし、競争力がついた上に楽になる【実際には価格競争や国際化によって、他に選択権がなかったという事も多いと思いますが、あえて書かせて頂いています。】という事で、どんどん日本国内から海外に生産拠点が出ていってしまいました。

その結果がどうなるかというと、織田信長に滅ぼされた今川義元のようになってしまう可能性は低くないと思うのです。

中国経済の崩壊は日本にとってマイナス

中国は急速に人件費が上昇してきていて、徐々に人件費が安いという価格競争力が低下してきていたのですが、もしこれで中国経済が崩壊でもしてしまえば、人民元の価値も一緒に暴落する事で為替相場的な価格競争力が実はアップしてしまうわけです。

今後の日本が今川義元にならないため残された時間はあまり多くないと思います。

中小の製造業工場が半減していまはかろうじて技術を保っているという状況なのですが、踏みとどまるためには更に、国内回帰を進めるしか道がないと思いませんか?