現実化する100万人火星移住計画とビジネスチャンス
時に夢物語が現実化して大きなビジネスチャンスに発展する事が有りますが、最近になって急に現実味を帯びてきた火星移住計画について触れてみたいと思います。
事の起こりは地球環境の急激な悪化ですとか、どうも不穏な動きを見せる対応活動ですとか、真実は分からないですけど、数字だけは具体的に火星100万人移住計画という数字が出てきましたね。
今のところJAXA(宇宙航空研究開発機構)から何も発表もなく日本で大きな話題にも動きにもなっていませんが、世界を見渡すと具体的な動きが随分と出ています。
昨年の話になりますがオランダの民間営利団体「マーズワン財団」が2025年から火星移住計画を計画中と発表し、移住希望者を募ったところ世界各国から20万人以上の応募が有ったそうです。
火星に移住するためには人やモノを運ぶ宇宙船を始めとした様々な機材が必要ですが、その機材を構成している部品は日本製品が良いですか?それとも中国製のほうが安いのでソッチのほうが良いですか?
たぶんそれはアメリカ人でもロシア人でも自分が乗る宇宙船は日本製の部品を使っていてほしいと思うのは間違いないと思いませんか?
バスに乗り遅れるな
というのはロシアの諺ですが人工衛星に日本製の部品が随分と食い込んでいるわけですから、足がかりは充分に持っているのです。
がしかし官民挙げて火星移住計画をビジネスチャンスと捉えて、日本が主導権を握るという動きは残念ながら見えませんし、現時点で水面下の動きも感じられません。
今後例えば太陽の異変が顕著化するですとか、本格的に氷河期が到来するとか何らかのキッカケで、更に火星移住計画が加速する可能性が十分以上にあると思うのです。
その大きなビジネスチャンスがやってきた時に、泥縄式の動きをしてもNASAの下請けに使われるだけで労多くして益少なしという事になってしまうでしょう。
日本人はアドバルーンを上げるのが下手
オランダのマーズワン財団もそうですしマーズワンもしかりで、彼らは大きなアドバルーンを打ち上げることによって、資金も人も知恵も人材も一気に集めて実現に向けてスタートを切っていますよね?
けど日本の場合はそれが下手というか最初からやる気がないと言いますか、出来ない民族なんですよね?
代わりに黙って高品質なモノづくりが得意なわけですが、火星移住計画みたいな高い技術を必要とするプロジェクトは日本がイニシアチブを取らないで、何処が取るんだと思いませんか?
まぁ日本かドイツくらいしか安心してお任せできないと思うのです。
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