一人のお客の後ろには50人のお客が存在すると言われますが、それを意識しているか目の前のお客しか意識していないかによって数年後の状況は全然違ってくると思いませんか?

もちろん絶えず新しいお客を獲得するために営業活動に熱を入れたり、ホームページでお客を獲得する方法を考えたりする必要性も高いのですが、見ていると仕事が順調に回っている【特に多品種少量生産とか手間賃仕事が多い場合】ところは、表立って営業活動はしていませんし、知らない間に話が舞い込んでいるみたいな工場が多いと感じます。

たぶん無意識のうちに目の前に居るお客さんの後ろにいる目に見えない潜在顧客を呼び寄せて居るのだと思いますが、そんな事について私が思うことについて書いてみたいと思います。

お客と敵対するかお客様が仲間になっているか?

自社に発注してもらう事をクリアした上でより高い金額で発注してもらうように努力するのは商売として当然の事ですが、売る人と買う人の関係ではなく仲間状態になって非常にうまく紹介が出ているという場合も少なくないのです。

困ったことを相談できればもう仲間入り

最近使っている工作機械が古くなってきて故障も増えているんだけど、次買うなら何が良いと思います?

とか

加工品質を上げたいんですけど何か良い情報を持ってますか?

エトセトラエトセトラ、相談しなくても良いことでも相談してみると、大概の場合は何らかの答えを返してくれるのです。

で相談して答えてくれたらもう仲間への第一歩になるのです。

だって自分に置き換えて考えてみればわかると思いますが、自分に相談してくれるってのは、自分の事を信用しているとか頼りになると思って来るのですから、少なくとも悪い気はしないですよね?

普通に何か自分の持っている知恵を出してあげて、そこで笑顔でありがとうが返ってきた相手に悪い感情を持ちますか?

お客の様の後ろにいる潜在顧客を引き寄せるのに特別な方法や技術やトークは不要

簡単に書いてしまえばいかに上手に頼って仲間になるとか共有する情報を持てるかという事だと思います。

前提条件として確かな仕事ぶりが必要不可欠ではありますけど、それだけでどうも仕事が安定しないという方は、少しの工夫でお客様を引き寄せられる事もあるかもしれないのです。

それは後ろにいる見えない潜在顧客を意識するかどうかの違いで、意識した瞬間からお客との接し方に違いが出てくるのでは無いでしょうか?

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