社員の結婚対策・婚活支援
私の主観で申し訳ありませんが、製造業に従事している結婚適齢期の男性の未婚率は少なくとも平均より良くないと感じています。
特に非正規雇用の派遣労働スタッフになりますと未婚率が非常に高いのでは無いでしょうか?
その昔の特に大手製造業では職場結婚が非常に多くて、その理由として若い男性も女性も大量に雇用して、女性は寿退社という風潮が有ったというよりも、お節介と言いますか世話焼きな上司が非常に多くて、自分の部下が適齢期になっても独身のままだったら上司として何とかするのが当たり前という世間の常識があったような気がします。
さて昨今は地方自治体や商工会議所が中心になって、婚活パーティーを主催したり婚活バスツアーを企画したりする例が目立ちますが、製造業界としてというのは皆無のような気がします。
比較するのもなんですが農業(農家)の結婚適齢期の若者に対する婚活支援は、ずいぶんと歴史がありますし継続して力を入れていまして、実際結果も出ていますし農家に嫁に行きたいという女性も少なくないと聞いています。
では製造業はどうでしょうか?
少なくとも婚活支援の力の入れ具合において製造業は農業に圧倒的な差で負けていると思います。
土地を持っている農家に嫁ぎたいという女性は聞きますが、技術を持っている製造業のエンジニアに嫁ぎたいとか、匠の技を持っている職人さんの嫁になりたいといった話は聞いたことがないのです。
ここで私が声を大にして言いたいのが、せっせと人件費を切り詰めたり固定費から流動費みたいな事ばかりやってきて、非正規雇用の従業員の割合を増やす事ばかりに一生懸命になっていた製造業者が多いように感じますが、果たしてそれで業界が潤ったり働く人が幸せになったのでしょうか?
その答えは個別にあるので私には分かりませんが、少なくとも年を追って未婚率が高くなっているのは間違いないのです。
そんな事は製造業に限った事じゃなくて日本全体の問題だよと言われてしまう気がしますが、日本の高度成長を引っ張ってきてこれからもけん引役としての立場を維持すべき製造業が、かつての農家のように嫁の来てがないみたいな状況になるのは分かり切っているのです。
農業の方は頑張っている甲斐もあって改善の兆しが少なくとも製造業よりは出ているのですから、見てみぬふりはいい加減におしまいにして、社員の結婚難民対策、婚活支援を始めないと本当に日本の製造業が衰退してしまうと思うのです。
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