義理と人情と価格競争-マッチングサイトが市場を崩壊させる?
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インターネット時代になって弱くなったものの一つに義理と人情というのがありますね?
さてネットの場合というよりも社会全体消費行動全体の傾向だとは思いますが、常に同じものなら安い方から買うという行動原理を最優先に致しまして、前回親切にしてくれたから同じ店でまた買おうという消費者が減っているという話をよく聞きますが、本当にそれが全てでしょうか?
まぁAmazonが非常に高い支持を得て業績を伸ばしているというのは、価格が安くて配達が早くてしかもカスタマーが親切という三拍子そろった対応だったから、当たり前のように急成長したわけですが確かにAmazonに限って言えば義理や人情が急成長に至る要素には入っていないと思います。
マッチングサイト悪玉論
インターネットが普及し始めた頃はインターネットというツールは地方の資金力がない零細企業でも世界に向けて情報を発信できるみたいな、どちらかと言うと中小零細企業や個人商店にとってのチャンスが大きいみたいな捉えられ方が大きかったと思いますが、現在はだいぶ様子が違ってきているのを感じます。
資金力の有る企業が情報量が豊富で使いやすいWEBサイトを公開していますから、個人が自分で作った情報量の少ないサイトでアクセスを稼ぐことが難しくなってきていますし、単なる文字情報と写真の情報から動画を使ったサイトから動画とかビジュアルを駆使したものが主流になりつつありますし、既にテレビよりもインターネットの広告宣伝費が上回る状況になっていますよね。
さてそんな中で某価格比較サイトが多くのアクセスを集めているようですが、購入希望社は欲しい商品を探したら最安値の販売店から購入できるという極めて単純なサービスですから長続きしているのかもしれませんね。
ただ販売業者としては他店よりも安くないしと売れないし、マッチングサイトを運営している業者にお金は払わなくてはいけないし、市場価格が安くなって利益を確保できない状況になったのは、マッチングサイトの登場も一因だという声が有るのも確かです。
販売業者にとっては自社サイトに直接来てくれれば余計な仲介手数料も払わなくていいし、価格競争になるリスクは高くなるし、マッチングサイトを嫌いつつ利用している企業も少なくないのでは?と想像します。
マッチングサイトの問題点
探したい人が幅広く業者を選べるというメリットがあるマッチングサイトでありますが、マッチングサイト運営者も基本的には営利企業ですから、課金モデルにもよりますが例えば受注企業から課金するモデルですと、幅広くというよりもお金を支払ってくれる企業を最優先にマッチングさせるとか、営利を優先させる部分がどうして出てきてしまう事は否めないのではないでしょうか?
マッチングサイトビジネスは一過性?
ショッピングモールな楽天市場が衰退してしまいましたが仮想商店街でお店を比較できるという事で一時期は人気がありましたが、ワンストップで受注する体勢のAmazonには抜かれてしまいましたよね。
将来的にこういったガリバーサイトが出てきてしまいますと、多くのマッチングサイトは淘汰されてしまうのではないでしょうかね?