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今朝のヘッドラインで2020年には量子コンピューティングが本格的に使える時代が来るとIBMが宣言したのだそうです。

時代情勢は量子コンピュータへ流れる事が既定路線になっておりますし、ムーアの法則に照らし合わせても量子コンピュータが実現する世界の到達は予測されていたと思います。

ですから格段驚くような事でもなく、業界の盟主としてのプライドからなのか既に実用化に向けて技術的な目処が立ったという事で今回の発表になったと思います。

そこで問題は量子コンピュータの普及によって世の中がどう変わるかと言うことですが実はまだその答えが見えていないのが実情だと思います。

それは今のコンピュータ(0か1で処理するノイマン型)より万倍処理スピードが早くなっても、複雑なシュミレーションをやっている場合でもなければ、恩恵を感じることは出来ないと思います。

地球シュミレーション

これが進んでいくとやがてシュミレーション仮説まで話がいってしまうのですが、正確に天気がわかったり台風の進路が予測できたり・・それは天災を減らすという視点から見れば良いのかもしれませんが、なんだかつまらない世界になってしまいそうです。

リアルなVR(バーチャル・リアリティ)の実現・・

量子コンピュータの実用化でよく言われるのが、より現実に近いというか全く見分けがつかなくなる程のリアルな世界が出現するということです。

まぁ元々私達が感じる世界というのは脳の中の電気信号に過ぎないのですから、VRで実現できると言っても誰も驚かにと思いますけどね。

まぁ体を動かさなくなって肉体が退化するのが目に見えていますし、それよりももっと大きな問題として頭を使わなくなると、知能も同様に退化するという事です。

便利になって道具が色々やってくれて考えなくても人工知能がやってくれるのでしたら、人は何のために生きているのかわからなくなってしまうような気もします。

そうなると果たして量子コンピュータ出現が必ずしも人類に幸福をもたらすとは言えないのでは無いでしょうか?