インターネットの普及とともに情報を探すことよりも不要な情報を除外するほうが大変になった気がしますが、今回の話題は仮に金属加工工場を探す場合で考えてみたいと思います。

まず検索すれば金属加工をやっている工場なんて幾らでも出てきますよね?

ここで私の経験から書きますと加工精度が良くて加工料金が適正で良心的な工場というのは発注先をしっかり確保していて安定した売上確保が出来ているわけです。

加工精度も価格も納期も全部良くて仕事がないなんて事はよほど立地条件が悪くない限り仕事がないという事は少ないのではないかと思います。

実際に私が千葉県内のとある金属加工工場の社長さんとお話した事ですが、その金属加工工場さんはホームページを公開しておらず、マッチングサイトのような類にも一切工場を掲載していませんでした。

その金属加工工場の社長にホームページを作って公開しないのかと聞いたところ次のような答えが返ってきました。

  1. 受注はお得意様が有るので全く困っていない
  2. WEBページを公開して問合せが来ても対応が面倒
  3. もしこれ以上、仕事が入ってきてしまったら人を新たに雇い入れたりしなくてはいけなくて、もし景気が悪くなって仕事が減ったら人を解雇しなくてはならなくなってしまう。

そちらの金属加工工場さんは無理も聞いてくれるとても良い工場ですから、そのお話に私は納得しました。

良い工場は全く宣伝をしないとは言い切れませんが、ホームページを公開していない工場も非常に多いですから、そうなるとタウンページから調べる位しか探し出す手立てはなくなってしまうわけです。

※件の工場は総勢5名ですから電話で問合せてもお得意さん以外の電話対応は良くないと思います。(当社は紹介してもらって取引が始まった工場です)

実在する工場とブローカーの見分け

ホームページを見る限りは立派な工場で加工機械も各種揃っているように見えても、実際に掲載している工作機械は協力工場のものだったりする場合が案外多いようですね。

昔は何人も従業員を抱えて工場として機能していたけど、今はもっぱら中国や協力工場に仕事を出しているだけで、自社内で製作することは無い状態ですが制作実績は昔の制作実績や、取り次いだ実績を出しているという例も有るようですね。

意外と使えるGoogleMapsでの確認

本当は実際に工場に足を運んで確認するのが一番なのですが、遠方になるとそれも無理ですからら、試しにGoogleMapsで建物を確認するのも意外と有効だったりします。

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