3Dプリンターと日本の製造業
報道によりますと日本メーカー(以外も有ると思いますが)は相次いで義足の販売に乗り出すのだそうで、その流れを後押ししているのが3Dプリンターの技術進化によるもののようです。
今回のコラムでは3Dプリンターの可能性について書こうと思いますが、サンプルや試作品の作製などのカテゴリーに3Dプリンターが進出してきて、やがて主流になってくると予想されています。
既に3Dプリンターの可能性については多方面で語られていますので、日本の製造業に及ぼす影響について考えてみたいと思います。
試作品やサンプル、多品種少量生産をメインに作っている企業の経営者の方の中には、いままで請け負ってきた仕事が3Dプリンターの低価格化と精度向上で取られてしまうのではないかと心配されていらっしゃる方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
確かにマイナス方向に考えてしまうとそうなると思いますが、せっかくですのでプラス方面に考えてはどうかなと思います。
もしかしたら3Dプリンターの普及をキッカケに、規格品の大量生産品を安く買うよりもオリジナリティの有ると言いますか、オーダーメード的な商品を富裕層を中心として求めるようになりまして、それが徐々に中間層に降りてくるといった流れが作れなくは無いと私は思っています。
つまりもっと自由に発想して色々なものを作り出すことが出来るという風潮と言いましょうか、オリジナルのものを作って愛着を持って長く使うみたいな考えが出てきてもおかしくないと思うのです。
そんなキッカケにして少量多品種生産の需要が倍増するように考えていっても損はないと思うのです。
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