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本日のニュースで本田が国内(埼玉県狭山市)工場を閉鎖して生産拠点を集約するとの事ですが、問題は自動車の中心が電気自動車になった時に破壊力がとてつもなく大きいという事です。

化学工業の分野では自動車にガソリンを使わなくなりまして、バッテリーが改良されれば家庭や事務所で充電できるのですから、ガソリンスタンドがなくなるは言うに及ばず、石油精製工場も当然原産になるわけですけど、それ以上に自動車メーカーをピラミッドの頂点にする製造体制が大きく変わってしまうという事です。

えっととても雑に表現しますと電気自動車の仕組みそのものは遊園地にある幼児が乗る100円入れれば動く、電気自動車と基本はあまり変わらないのでありまして、エンジンが単にモーターに置き換わるだけど一説では部品点数が20%ほど少なくなるという事です。

当然エンジン及び使っている部品は生産されなくなるという以上に、部品の共通化集約化が進むという事です。

電気自動車は誰でも作れる?

部品点数が少ないということは、肝になる蓄電池、モーター、制御部分のみ調達できればガソリンエンジン車に比較して、完成車製造のハードルはかなり低くなるわけですし、かなりコストも下がるという事で車の普及率が一気に上昇するのか、または従来の自動車産業が大不況になって、なにせ業界が巨大で経済に与える影響が大きいものですから、世界不況の原因になるのか、そのあたりの事はなってみないとわからないのですが、世界の自動車が電気自動車に置き換わるという事になれば産業構造が大きく変わる事には間違いないですね。

電気自動車の普及は電力不足を引き起こすか?

これは内燃式エンジンからどのくらいのスピードで電気自動車に置き換わるのか、また電気自動車の効率がどのくらい良くなるのかによって違いますが、今の日本国内のインフラ状況で今ある自動車の半分が電気自動車に置き換わったら、とうぜん電力不足がおきてしまうでしょうが、発電技術も発達するでしょうからそういった事にはならないでしょうが、エネルギー供給状況が大きく変わるのは間違いないでしょうね。

当然人工知能が運転者になる?

推測するに単純にガソリンエンジンを電気モーターに変更すると部品点数が減ってコストも下がって、販売単価まで下がってしまうわけですが、何らかの付加価値たとえばより高度なAIを搭載する等で逆に販売単価の上昇を狙ってくるのでは無いでしょうか?

たぶん電気自動車の普及に比例して自動運転化が進むのは間違いないと思うのです。