製造業の世界ではあまり使われない、といいますかマーケティングの世界でも少し使われる頻度が減ってきたようなマーチャンダイジングについて今回は取り上げてみたいと思います。

マーチャンダイジング (merchandising) とは?

需要に応じて商品の開発や供給を適切な価格で市場に投入するといった意味に一般的に使われています。

さて未来の需要を予測できれば企業経営は簡単にできてしまうほど、実際には難しく市場の動向というのはちょっとしたキッカケで需要が大きく変化しますよね?

少し前の話ですが市場が大きく動く要因として”みのもんた”が商品を取り上げて絶賛すると、もうそれだけでその商品が大ヒット商品になるという、冗談じゃない真面目な話がありましたが、マーケティング調査で”みのもんた”の動向を調査したりはしませんからね?

さて冒頭で最近はマーケティングの世界でもマーチャンダイジングという言葉が使われる頻度が減っていると書きましたが、小売店の世界でしたらPOSレジの集計とプロダクトライフサイクルから非常に近い将来の品揃えを考えることが出来ますけど、製造業の場合ですと予測して製品を作って品揃えしておくというよりも、生産能力を人員を含めて確保しておくということが重要になってくるわけです。

しかし、がしかし私が感じる限りの話ですが多くの製造業に携わる企業の至上命題というのが、今ある設備や人員(人材)を遊ばせないように、いかに稼働率を高めていく事のほうが重要な課題である場合が多いのではないでしょうか?

営業力が全ての問題を解決する?

私の知る限りでの話ですが設備の稼働率が高い製造業企業さんは、とにかく営業力が高いですね?

もちろんメーカーにまでなってしまいますと市場動向を読むですとか、商品の企画開発が大きな問題になってくるのですが、一般的には営業力が稼働率に直結する事は間違いないですよね?

営業力?なにそれ?

思うに多くの場合、新規顧客開拓をガンガンやっているというよりも、普段からゆるい形で人脈を広げている企業が、何かと色々と相談の話しが入ってきて仕事につながっているという感じが多いように思います。

その広い人脈からの情報が集まってマーチャンダイジングにつながっているとも言えるのです。

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