TPPは国内製造業に打撃を与える
何かと話題を振りまいている共和党候補のドナルド・トランプ氏ですが、TPPに関する彼の主張”TPPは国内製造業に打撃を与える”から離脱するという主張は正しいと思います。
そもそもアメリカで自動車産業とIT(コンピュータ)関連以外に製造業といえる産業があるのかどうか?マークが付いてしまうわけですけど、EUの状況を見るだけでも勝ち組と負け組が出ているのですけど、人件費の格差が比較的小さいEU内であの勝ち負けが出ているのですから、いま進めようとしているTPPのように、人件費(為替相場の問題)の格差が大きい状態で自由貿易など推進してしまいますと、人件費の高い国ほど割を食う形になってしまいますね?
製造業に限って話を少し進めようと思いますが、TPPによって労働力(人材)が流動化して資金が流動化してという事は、人材の流出すなわち技術やノウハウの流出が発生するという事になります。
結果は目に見えているような気がします。
御存知の通りTPPの推進はグローバル金融資本が中心になって国の仕組みを根本的に変えようとしていると言っても過言ではないと私は思っています。
日本国内では多くの政治家もマスコミも大部分がTPPイコール良い物のような論調が主流を占めているのが現状ですが、アメリカの利益を再優先にと考えるドナルド・トランプ氏がTPP離脱を唱えるのはまぁ当然なのでは無いでしょうか?
ヒラリーの二枚舌
ここコラムを書いている段階でまだ、だらく・・じゃなかったバラク・オバマの次の大統領は決まっていませんが、劣勢のトランプ氏はTPP完全反対ですが、優勢と目されるヒラリー・クリントンの方は産業界の会合ではTPPの推進を強力にすすめるとの発言をしているようです。
ですからヒラリー・クリントンが初の女性大統領になった暁には、たぶんTPPを推進してくると思いますし、それもよりアメリカに有利な内容に変更する力が働くのでは無いでしょうか?
TPPの条約内容
これが全くの秘密会議で進められていているものですから、非常に不安ですよね?
まぁ邪推すれば公にできない内容ということで間違いないのでは無いでしょうか?
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