ここ30年ほどの世界の動きというのは一言で言えば”ワン・ワールド”に向かって進んでいましたが、イギリスのEU離脱、右よりの政権が各国で生まれているなど、国境線を意識する動きに振り戻している中で、当然のように保護主義を掲げるトランプ大統領の誕生になったのだと思います。

保護主義

保護主義の何が問題なのか?

ここ30年ほどのワンワールドに向けた世界の動きによって何がもたらされたかを先に考える必要があると思いますが、トリクル・ダウン理論は実現せず世界的規模でグローバルに活動する企業は成長した反面、中小企業や地場産業は衰退し、企業が栄えて国が衰退してしまった例が多いのではないでしょうか?

グローバル経済では個人を守らない

国境を越えて経済活動にまい進する多国籍企業は、そもそも国家という概念はありませんしいかに国に払う税金を節約するかを考えて経済活動優先で営利活動をやっています。

ですから国家が破綻しようといち個人がどうなろうと関係ないという考え方ではないかと思います。

製造業と農業は国内で保護してもおかしくない

トランプ大統領誕生前のアメリカもヨーロッパ各国も自国の安全保障的な観点もあって、自国の農業は手厚く保護しているのが実態です。

たとえ農産物にかける輸入関税を撤廃していても、実は生産農家に対して補助金なので保護して生産を継続できるように守っているのです。

つまり昔から保護主義を貫いているのが世界の状態で、それによって安定した食糧供給が行われてきたわけです。

ですから製造業で同じことを行ってもよいと考えます。

良い保護主義と悪い保護主義

トランプ大統領が保護主義を打ち出してまだ実態が把握できていないのですが、保護主義と一言で言っても良い保護主義と悪い保護主義があります。

良い保護主義というのは自国の国民や企業を全力で守ると同時に他国の権利も認めるという事です。

もしこれが自国の国民と自国産業は徹底して守るけど、他国の主権や他国の国民や産業はどうなっても良いという考え方で、経済的活動をまい進するのでしたら、それは間違った保護主義だといわざるを得ません。

日本国の取るべき道

なんだかんだ言っても日本がアメリカに逆らう事は無理なのが現実なのですから、保護主義に追随すれば良いと言う事です。

いままで日本を開くことばかりに一生懸命になってきて、十分に国内製造業も国も疲弊したのですから、アメリカに追従いたしまして正しい保護主義の道を歩めば良いだけの話です。

日本はこのチャンスを生かすしかないと思うのです。