マッチングの潮流は企業から人へ?
[ad#as]
企業というのは零細企業であっても超大企業で有っても人が集まって出来ているので、誰も人が居なくなったら社屋と事務機器が並んでいるだけの廃墟になってしまうわけですが、最近に話題としてビジネスマッチングが新しい方向に進んでいるような気がします。
簡単に説明しますと今までマッチングにしても展示会にしても企業と企業がベースになっていて、どんなに優秀なエンジニアであっても◯◯株式会社の◯◯さんですし、製造業のビジネスマッチングはあくまで企業と企業をマッチングさせる事が目的でした。
しかしよく考えてみると、ノウハウとか技術というのは企業に務めている一人ひとりの社員が持っているもので、人格のない企業に問合せをしたとしても、実態は企業に勤務している社員が答えるという事ですよね?
ですからマッチングサイトの流れが企業体企業から人と人のようなソーシャルネットワーク的な流れになるのも、当然のような気もしますが果たして日本の製造業を本当に支えている職人さん的な技術者がPCにずっと向かい合っている事は無いでしょうし、スマホを使わないような技術者さんのほうが、本来の技術をしっかり持っているような気がしませんか?
IT技術は人を果たして幸せにするのか?
まぁメールであちこちから問い合わせがあったり、交流目的のコンタクトが有ったりどう考えても40年前と較べて、技術者も営業マンも確実に忙しくなっていて、生産性も上がっていると思いますが、色々と弊害もある事は間違いなく、情報が簡単に入手できるから競争が激しくなって、値段の競争が激しくなって更にメールとか携帯電話とか、おちおちゆっくりしていられないのが実情では無いでしょうか?
思うに新しい技術ですとか発明とか発見とか、すこしゆっくりとした時間が時には必要なのでありますが、人がゆっくりしようと思っても、人工知能ですとかAIですとかが人間の領域にまで進出してきまして、年々ゆっくりしていられないのでは無いでしょうか?
マッチング相手の信用調査
企業の場合でも立派な公式WEBサイトだから大きな会社で製造設備の写真もたくさん掲載されているので、かなりの製造能力を持っているかと思ったら、実は単なるブローカーのような企業でマンションの一室で営業していて、公式WEBサイトに掲載している写真は、協力会社の生産設備の写真でしたということを何度も経験しています。
同じく人と人を結びつけるマッチングサイトでも、同じことが言えるのでありまして外部に漏れては困るような技術情報をおいそれと出せないのかもしれませんし、そのあたりの精査は今後の課題になってくるのでは無いでしょうか?