押し出しと言っても加工方法の話ではなく、見た目から来る印象というほうの押し出しです。

押出の法則というのも聞いたことが有りますが、貴方の過去を振り返ってみれば直ぐに理解できる事ですが、例えば工場に試作品の製作依頼に誰かがやってきたとしましょう。

高級車に運転手付きでやってきて身なりがしっかりしている男性やってきた場合と、いかにもお金に困っていそうな雰囲気を漂わせている相手との対応で、知らず知らずのうちに裕福そうな相手に対してより丁寧な対応になっていないでしょうか?

これをお読みになっている貴方がそうでないとしても、世間一般というのは見た目ですとか背負っている看板で取引先を判断してしまうものです。

それとなんだか自信なさげな顔している・・みたいな外観が相手に与える印象というのも、やっぱり大切な押し出しです。

これは具体的に説明は不要だと思いますが、やたらと値引きばかり要求されるとか、どうも営業力が弱いと感じた場合、まず見た目の押し出しという事を意識して損は無いのです。

よくある勘違い

あまり儲かっている風に思われると値引きを要求される

元請けと下請けの立場が固定している場合は別として、新しくどこかの工場に加工をお願いしようと考えて発注先企業を選定する際に、信用調査をするときには点数の高い方つまり儲かっている工場を選びますし、要求する加工技術を満たしていたとしたらどうでしょう?

儲かってなさそう・・・何か問題が有るから仕事が少ないのだろう

儲かってそう・・・技術や品質がしっかりしていて顧客が多くて儲かっているのだろう

では金額的に大きさ隔たりがなかったらどっちを選びますか?という事です。

別に高級車にのって貴金属に身を固める必要はありませんが、見込み客というのは受注状況を直接確かめる事が出来ないので、見える範囲で個人の主観も入って発注先を選ぶと思いませんか?

色々な角度から見た自分の会社の姿をチェックしてみる

ホームページの事を例えに書きますが、実態のないようなペーパーカンパニーがカモさんを捕まえようとする際には、とても立派なホームページですとか会社案内を作りますよね?

架空の金地金を販売していた豊田商事も立派なホームページを公開していましたし、そうしないとカモさんを捕まえられない事を良く分かっていたのだと思います。

貴方の工場は良い製品や加工技術を持っているのですから、遠慮しないでもっと押し出していけば良いと思うのです。

そうしないと値段だけの低品質なモノづくりに負けてしまうかもしれませんからね?