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日本国内産業の空洞化が指摘されてから20年以上の歳月が流れてしまいましたが、近年になって国内回帰という言葉をあちこちで目にするようになりましたね。

基本的に製造業の生産拠点が移動していく先は、人件費が安い国になりますから必然的にインフラが整備されていなかったり、政治的に安定していなかったり様々なリスクが有って、すでにそれが顕著化しているという事も国内回帰の流れを後押しする一つでは有ると思いますが、一番大きな要因というのは違うところに有るのではないでしょうか?

それは、何と言っても日本国内の市場はまだまだ巨大であるということです。

日本の名目GDPは約500兆円であり世界第三位で、これを一人あたりの名目GDP値に換算してしまうと23位位になってしまって、先進国中最下位に近くなってしまうのですが、日本固有の状況と日本全体の名目GDPの大きさから考えると、巨大な市場が有ってそれを忘れて海外に生産拠点を移すのは愚かだといえるかもしれませんよね?

日本固有の事情というのは国土面積が狭くて人口が都心部に密集していること、その狭い国土に鉄道網や高速道路などのインフラが網の目のように整備されていること、基本的に単一民族、単一言語なことなどを考えると、非常に魅力的な市場なわけです。

その証拠に日本の巨大市場を狙っている外資は跡を絶たないのでありまして、魅力の無い市場であれば日本進出を考える外資系企業が出てくるわけはないのです。

確かどこかの製造業関係の経営者の方が、これからは消費地に近いところで生産するみたいなことを言っていたと記憶しますが、巨大市場が有ってそこで生産しないでリスクを承知で海外進出というのは、思った以上にリスクが高いのでは無いでしょうか?

肝心なのは国内のキャッシュを循環させる事

意外かもしれませんが日銀が発行した現金の量はバブル期よりも多いのです。

違いはその現金が国内を動くスピードの違いだけで、別に現金が足りないわけでもありませんし、要は景気は気からみたいな部分も大きいと思います。

本格的に製造業の国内回帰が始まれば日本国内に雇用が生まれて、雇用された人の消費が増加して国内全体の景気が良くなるという好循環が始まるわけですよね?

そもそも製造業の海外進出を煽ったエコノミストの存在が問題だったような気がしますが、今後は国内回帰ムードを高めていかないといけないと思いませんか?

変な搾取モデルを展開するよりも、みんなが幸せになると思うのです。

ただし全体的な雰囲気作りというか流れは必要だと思うのです。