日常的に広告宣伝活動をしている企業は数多く有りますが、インターネットが普及した現代においても、紙ベースの折込チラシですとかダイレクトメールですとか、ホームページ以外の手段がいまだに健在だということは、ちゃんとかかる費用に見合うだけの広告効果があるという事です。

ダイレクトメールのイメージ

待ちと攻めで分類すればホームページは待ち

全くの予断ですが日本の種子島鉄砲が伝来して国産品が作られるようになったわけですが、明治維新頃までの鉄砲は基本的に攻める道具ではなく、守りを固まるための道具であって攻めるための道具のメインは弓矢を使ったものだったという事です。

それは玉を込めるなどの必要作業にかかる時間よりも熟練した弓矢使いのほうが素早く放てるという事や、雨天の場合ですとか色々と未熟な部分があって、弓と鉄砲の立場が逆転するまでは明治維新あたりまでの長い期間がかかったようです。

話を製造業とホームページと広告宣伝【顧客開拓】と新規顧客開拓に戻しますが、ホームページというのはあくまでも検索されたりターゲットとなるユーザーが能動的に情報を探したときに、検索結果として出てくるという流れですから、積極的に情報を探しているターゲットにしかアピールできないという事もありますし、検索結果の上位に出てこないと全く誰にも知られないまま終わってしまうという事です。

ホームページが攻めの営業が出来るようになるには数年かかる

実は今は過渡期という事になりますが、過去の検索キーワードや閲覧したホームページから、その人がどんな情報を必要としているのかを人工知能的に解析して、画面に広告として出してくるというプッシュ型の広告手法が始まってはいます。

ただ生殺与奪の権利を検索エンジンですとかビッグデーターを持っている大資本に委ねる事になってしまいますし、資金力を物を言う世界に歩みを進めるリスクもついて回ってしまう気がします。

ダイレクトマーケティングの基本はターゲットリスト

実はインターネットにおける広告宣伝にはこのリストを準備するという意識が希薄というか、ターゲットを設定してそこに直接的にアプローチするという手段はとらないわけですし、ダイレクトメールと違ってインターネットにアクセスしない相手には一切何も出来ません。

つまり別の視点から考えればインターネットでの広告宣伝しかやっていない企業と言うのは、大きな穴というか攻められていないターゲットがあるという事です。

コストの話

ホームページお金をかけて見合った広告効果を出す事と同じように、ターゲットリストを整備して内容を考えて紙ベースのダイレクトメールを送付するとか、電話をかけてみるとか昔ながらの方法のほうが実はコストパフォーマンスが高い場合も少なくないのです。

世間がインターネットやホームページ一辺倒な風潮でしたら逆に旧来の方法の競争が和らいで効果が高くなる事もあるのでは無いでしょうか?

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