経験と感による見積作成が基本としても過去の見積り金額は全て社長の頭のなかで、しかも過去に出した見積りと図面を結びつけて管理していない、まで極端な例は少ないと思いますが技術の継承に見積り技術の継承という事も含まれていると思います。

見積り計算

そもそもマニュアルと聞くと冊子になっていて目次が最初にあってという感じのモノを想像されるかもしれませんが、過去の見積りと図面が紐付けされていて金額算出の根拠が明示されているだけでぜんぜん違うのでは無いでしょうか?

出来る範囲でマニュアルを整備していけば良い

簡単なところから徐々にマニュアルを作っていけば良いと思うのです。

まず図面が読めるという事が大前提になってきますが、これは教育をしっかりするとして図面が読めれば見積り算定の第一関門は突破という事になりますね。

例えばExcelシート一枚に簡単な計算式を入れて材料とその寸法を入れれば材料費が出てくる、これならExcelの基本的な使い方で作れますし、メンテナンス(材料費の変動による単価の修正)さてしっかりやっていれば、経験年数の浅い社員でも材料費の見積りだけは簡単に出来るようになります。

材料費の見積りだけではなんの役にも立たないわけですが、徐々にステップアップしていく事ができると思います。

穴あけの時は加工する材料と穴の大きさと深さを入力して、更に切削油などの消耗品や切削工具の消耗を考えて、それらを数値化して加算していくという計算式も、少し時間をかける事で出来るようになるわけです。

さらにステップアップしていくと移動量から時間を算出してみたいな計算式を作って段取り時間を考えて、その分の単価を上乗せして・・・。

いきなり完璧な見積りマニュアルやソフトを作ろうとしても無理と割り切って、実態と比べつつ改良を加えていけば計算式も良くなって来ます。

社員がコスト情報を共有するメリット

もし作業者は作業をするだけの人材で見積りは一人と決めていれば、見積りのばらつきもなくなりますし、内容によっては専門性を求められますから、そんな対応も必要だと思いますが、広く社員が例え見積作成をしないとしても、納品するまでにかかる様々なコストを知っているということはとても意義があると思います。

もちろん誰それさんが居ないと見積もりが出せないみたな事もやっぱり困ると思いますから、過去に出した見積もりと図面のヒモ付整備と出来るところからのマニュアル化はやっておいて損はないのでは無いでしょうか?

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