量子コンピューターの記憶装置とデータベース
量子コンピュータが実際に販売されましてGoogle社がそれを購入したという事で、今後の普及が期待されていますが、今回は量子コンピュータによってマッチングサイトがどう変わっていくのかを考えてみたいと思います。
量子コンピュータに記憶は出来ない
別に量子コンピュータの欠点という訳では有りませんが、計算(演算)シュミレートする能力は持ち合わせておりますが、記憶媒体としての能力は持っていないのでデーターを記録するのは現段階では従来の記憶媒体を利用するしか無いそうです。
一応、量子コンピュータに向けた記憶媒体としてDNAを利用するとか案は出ているようですが、膨大なデーターを高速で記憶して読み出せる媒体が見つかっていないというよりも、間をつなぐ仕組みの問題も有るので中々量子コンピューターの能力をフルに生かせるという状況では無いようですね。
ですからマッチングサイトの場合、基本はどれだけ正しくより多くの登録企業の情報をデータベース化して、活用するかどうかが運用の肝になって来るのですから、量子コンピュータが導入されたからと言って劇的に変化が訪れるかどうかは判断がつかない状況です。
マッチングサイトの基本
まずデータベースありきという話になるのでして、製造業のマッチングでしたら企業なり技術者個人の持っている技術だったり生産設備だったり、出来れば現在の受注状況まで格納ができていれば人工知能も発達してきていますから、探している人の希望に合う工場を探し出すことが可能になるでしょう。
人工知能と言っても単純に言葉のゆらぎとか同義語での検索とという従来の検索システムプラスαの技術で出来るので、別に人工知能を活用するほどの事ではないと思います。
それよりもいかに詳細で具体的なデーターをデータベースに記録するかのほうがマッチングが上手に機能するためには必要な事と言えるでしょう。
どう情報を把握するか
今のマッチングシステムは登録企業から出てきた情報を登録する以外の方法は無いわけですが、例えば過去に手掛けた膨大な図面や見積書や制作事例の写真とかを記録して、それをAIがマッチングに使うとかなりの精度が出ると思いますが、それもこれも全て記憶媒体に記録された情報が基本なのですからコンピュータの処理能力がいくら高くても、精度の高いマッチングを実現する事は無理ではないでしょうか?
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