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商売の基本は安く売って(作って)高く売るという事ですが、別に製造業に限ったことではない話で、どうすれば安く販売してお客をライバルから奪えるか?みたいな潮流が年々強くなってきているのを感じます。

さて私(当サイト管理人、田中)自身がコンピュータのパッケージソフト会社で働いていた期間が長いという事で、異業種から見た感想を書きます。

この本文を書く前にも原価の算出や加工費の見積作成に関する情報を色々と確認して見ましたが、損益分岐点という言葉が出てこないのです。

つまり個別の受注で利益を出していたとしても全体として損益分岐点を上回る粗利益が出ていない限り、会社として赤字経営状態、局地戦で勝っていても戦いに負けたという状態になってしまうという事です。

※畑違いのソフト業界出身者が言うことですから、おかしいと思ったら無視してください。

もちろん見積作成ソフトというのは個別の案件に対して条件を入れて計算するソフトなのですから、それはそれで自分でExcelに計算式を入れて作るなりすれば良い話ですが、まず全社員が自社の損益分岐点となる粗利益を把握する事も必要なのでは無いでしょうか?

損益分岐点を明確にする必要性

 それは簡単な話で損益分岐点となる粗利益を把握していないと、どうしても見積りが甘くなる傾向になりますし、もっと大きいのが”どうすれば高く勝ってもらえるか?”という頭を使わなくてはいけない部分に考えが行きにくくなるからです。

これは製造原価についても同じですが、肝心なのは社員全員が損益分岐点を把握すれば、作業工程を見直してみたり、原材料のムダを見直したりという発想が出やすいのでは無いかと思うのです。

単純な計算式

売上×粗利率=粗利益>損益分岐点

の状態にする必要があるわけでここをスタートラインにして、売上を伸ばすために受注をどうやって増やすのか、その場合に粗利率を最低どれだけ確保するのかといった感じで全体のアウトラインが出来てきます。

それを共通認識として持った上で局地戦(個別の加工見積り)を考えていく必要があると思いますし、考えても損はないと思います。

工作機械の減価償却とか稼働率とか・・

銀行から借り入れを起こして工作機械を導入すると減価償却とか稼働率とか、見積りをする上で必要な情報になってくるので有りますが、あまり緻密な計算が苦手な私としては基本的にそういったものは損益分岐点を構成する要素に組み入れてしまっても良いような気がするのです。

機械加工・金属加工・見積ソフト