人工知能の進化状況は自動翻訳機能で推し量る事が出来ると思っています。

まだまだプロの翻訳者に較べて機械翻訳は稚拙な結果になっていますが、あと3年すればそれなりに使えるようになっているのは間違いないと思いませんか?

まぁ当分は人間に敵わないと思われていた将棋の正解では既に実力伯仲な状況ですから、もっと早いのかもしれません。

人工知能技術の最先端というよりも元となる技術を開発している場所がインターネット上という事はご存知のとおりですが、今回のコラムでは製造業のマーケティングと人工知能の未来について夢物語を書いてみたいと思います。

ある日アイデアが閃いて画期的な製品開発の構想が固まったとしましょう。

早速、アイデアをスケッチした画像と音声でアイデアを形にしてくれる工場を検索すると、候補が幾つか提示されて、最も対応できそうな工場のホームページにアクセスしたと思ってください。

今現在でしたら写真とか動画とか文章を自分で読んで対応可能かどうか自分で判断して、メールをするなり電話をするなり自分で積極的にアクションを取る必要がありましたし、受注を受ける工場は相手からの問合せを貰って、そこからやりとを始めるという感じですがこの判断に至るまでのやり取りの部分が、AI(人工知能)を搭載したホームページ上の営業マンによって置き換えられて来ることは間違いないでしょうね?

最近の充実したサポートサイトなどでは徐々にアンサー機能が充実してきていますが、ラフスケッチをカメラを通じて送ったり音声で質問をすると、AI機能が働いて即座に対応可能かどうかから始まって概算の見積金額や製作日数が回答される、なんて事が数年後には実験が始まってやがて実用化されてホームページでのお客様(見込み客)対応は全て人工知能がバックで動いているなんて状況は、技術的には間違いなく対応可能になるでしょうし取り入れる企業は少なくないでしょう?

というか大手銀行でのコールセンター業務の一部にAIを導入しているそうですし、チャット(テキストによるリアルタイムコミニュケーション)システムでは既に対応ソフトの販売が開始されているのが現状です。

人が楽になるために開発されて発達してきたシステムがいつの間にか人の生存領域を脅かす存在になってきたと感じている人も少なくないと推測しますが、いかに上手に付き合って利用するかどうかが、企業の存続までを左右する状況になってきたのだと感じます。

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