受注できる【勝てる】見積書
以前に見積り作成スピードと決定率というコラムを書きましたが、そうは言っても見積もりできる社員(社長)が外出中で明日にならないと見積もりが出せないという事もありますし、原材料の仕入れ原価を仕入先に確認しないと、原材料の原価率が高いので、仕入先からの回答が来ないと見積もりできないという場合も有ると思います。
なら何時までに見積書をだすかどうか連絡を入れるかで決定率が大きく変わります。
弊社の経営母体は商社ですので様々な物品購入に関して見積もりを取る事が多いのですけど、まず見積書の帰ってくるスピードという事が重要なポイントだったりするのですけど、今すぐ出せなくても明日の午前中にFAXしますとか連絡があれば、こちらとしても対応できるわけで連絡貰ったら、それまで見積もりが来るまで待っているものなのです。
新規のお客を確保する
誰かの紹介があって引き合いをしてくる場合を除外して、初めての企業・初めてのお客というのは、やっぱり注意深くこの会社は大丈夫かな? 逆に受注側もこのお客は大丈夫かな?と既存の取引先と比べて注意深く色々と観察するものです。
ですから問い合わせの電話やメールをしたときの対応の状況ですとか、レスポンスでその会社を判断するしか方法は無いのです。
多少金額が高くても対応が丁寧だからとか、見積書が非常に分かりやすく親切に作ってあるという事も大事なポイントだったりします。
全てのお客が安さを最優先しているという錯覚
うちは高いですと大々的に宣伝するような事はしないと思いますが、自分が何か物を購入する時に金額が選定するポイントの100%ではないですよね?
どうせ安くしないと受注できないのだから、などと考えて安易に見積もりを作ってしまうのでしたら、作らないほうが、その分だけの労力が無駄になりませんよね?
初めてのお客に見積書送付だけで良いのですか?
最近はメールでの依頼、メールで見積もりを送付する事も多くなっていますが、単に見積書を添付します、よろしくお願いしますだけでよいのでしょうか?
Production Compass様
このたびはお見積もりをご依頼いただきまして有難うございます。
代表の田中と申します。
見積書は添付させていただきましたが、少しだけ自己紹介と弊社の紹介をさせていただきたいと思います。
弊社は昭和39年に先代の社長が創業した・・・です。
弊社の自慢を少しばかり書かせていただきますと・・・
品質とサポートについては・・・
直ぐに相手の心をつかむ文章は直ぐに作れないと思いますが、一回出来あがってしまえば、あとは状況に応じて使いまわせば良いのですし、頭を使うだけでコストは一切かからないで見積書の決定率を上げることが出来るのですから、やる気を出してやるかやらないかだけの話です。
見積もり以外に文章を付けると言うのは一例ですが、ほんの小さな工夫で見積もりの決定率を高くする方法は色々あると思うのです。
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