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製造業への就職・転職特集ページ
このページでは製造業に限定して就職や転職に関する話題を掲載していきます。
- 製造業における収入【給与水準】
- 人手不足が顕著化
- 不足するエンジニア
- 30代ならエンジニア挑戦のメリット大
- 手に職がある人の高まっている価値
- 二極化が顕著な職場?
- 製造業で働くメリットとメデリット
- 製造業で働きたい人へ
製造業における収入【給与水準】
国税庁では毎年、民間給与実態統計調査という統計を発表していますが、4位の士業についで業種別の平均年収は業種としては第四位とそれなりに高い給与水準を維持しています。
※派遣社員として働いている労働者は統計上、別の業種に分類されてしまって製造業に含まれませんから、単純に製造業で働くと収入が良いという事ではありません。
統計から読み取れる事
統計では男女別、年代別、勤続年数までを集計していますので、そこからまた読み取れる事があります。
顕著な項目では平均勤続年数が他業種に比べて比較的長いこと、平均年齢が高い事があげられます。
同じ職場で長く働きたいという希望がある方に向いている職場と言えます。
人手不足が顕著化
近年、製造業に限った話ではなく日本全体が人で不足気味な状況になっていますが、後継者不足と労働者不足というサンドイッチ状態の不足になっているのが現状です。
一説では製造業での労働は給料が安いという先入観があって人が集まらないという話がありますが、日本の技術をもって製造ラインの自動化に取り組んできた積み重ねによって、作り出す製品の品質を維持しながら従業員の待遇を改善してきているというのが一般的な製造業における職場の状況だと言えます。
営業が人手に頼る部分の割合が高い労働集約産業と比べて製造業はロボット化、自動化によってまだまだ職場環境の改善や待遇の底上げができる職場なのですから、これから製造業に飛び込んで働くメリットは非常に大きいのではないでしょうか?
不足するエンジニア
メカニカル関係のエンジニアもそうですし、電子回路設計、自動化ロボットの設計、CADのエンジニアと製造業に関係するすべてのエンジニが不足しているようで、現在の現役世代の高齢化や技術革新の加速によって、分野によっては将来に向けて絶望的に近いエンジニアの不足が予測されています。
30代ならエンジニア挑戦のメリット大
いまバリバリのエンジニア(技術者)として働いている人だって、全員最初はまったくの初心者からエンジニアとしての第一歩を踏み出しています。
さらに付け加えるならば技術系の職場で働いている人の離職率は他業種に比べて非常に低いのが特徴です。
もし貴方が40歳を過ぎているとしたらエンジニアとして食べていこうとするには少々ハードルが高いかもしれませんが、それよりもお若いのであれば職業の選択権のひとつに製造業のエンジニアをエントリーするという選択は間違っていないと確信します。
いままったく技術も知識もないという事は躊躇する理由にならないのですから、思い切って飛び込んでみるかどうかの決断だけが将来を分ける分岐点になると思います。
手に職がある人の高まっている価値
人がうらやむ大企業に勤めている上級管理職として働いている人であっても、会社を離れてしまえば何が出来ると胸を張って人に誇れるスキルがないという場合が殆どなのが現実です。
製造業という職場において溶接が出来る(資格を持っている)とか旋盤で加工が出来るといった技術もかなり高いスキルとして自分の価値を高める事が出来るのです。
製造業は景気の影響をまともに受ける事が多くて不安定な職場という認識を持っている人も少なくないと思いますし、それが当たっている部分も大きいわけですが、それは何も考えないで手足を動かすだけの単純労働者に当てはまる事になります。
何でもいいので楽で稼げる仕事という選択権も有りだと思いますが、自分のスキルを身に付けられる製造現場という選択権も忘れないでほしいものです。
二極化が顕著な職場?
最初にふれた業種別の年収ベースの収入に関係してくるのですが、正社員で働く場合と単純労働者として派遣されて働く場合とでは、まったく同じ職場で働いているといっても、場合によっては倍以上の年収の違いが出てしまいます。
もちろん派遣社員であっても高いスキルを身に付けられる職場もありますし、正社員として働くよりも高収入になる場合もありますので、単純な話は出来ませんが大きな職場ほど格差や二極化が出やすい場合が多いと思って就職や特に転職を考えたほうがよいでしょうね。
製造業で働くメリットとメデリット
一般的にデメリットとされる事は他の多くの職種でも当てはまる事で、しいて言えば年功序列の要素が強くて出世するのが他の同年代よりも遅い可能性が高いという事です。
またデメリットとして景気の影響を受けやすい業界とも言われ、誰もが知っている大企業であっても短期間で業績が悪化して事業から撤退したり人員削減をしたりという事が近年顕著になっているのも事実です。
製造業で働くメリットとしてはエンジニアや技術職なら自分にスキルが身についてつぶしが利くという非常に大きなメリットがありますし、生産ラインで単純作業に従事したいという事であれば、まじめにやっていれば何とかなるというメリットがあげられます。
製造業で働きたい人へ
より高いところを目指したほうが楽とは言いませんがライバルは少ない場合も多いのです。
貴方が単純作業とか製造ラインで働いてプライベートを充実させて生きていくというのも最良の選択なのかもしれません。
登山に例えるなら近所の小高い丘にピクニックに来る人は沢山いますが、高い山の頂上に上ろうとする人は最初から少ないのです。
もちろん技術革新の目覚しい製造業の世界で高い次元を目指すには、努力や勉強が必要で時間内の労働を消化すれば良いという事にはならないと思います。
それでも貴方が新卒でしたら尚更ですし40歳近くになっていたとしても、製造業に飛び込んで飛躍を目指して欲しいと思うのです。
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