履歴書・職務経歴書の廃止と人手不足
クリエイター(イラストレーター)採用の現場において、履歴書や職務経歴書を採用必要書類から除外して、代わりに過去作成した自身のイラストなどの作品を採用基準にしたのだそうです。
受け取って採用判断から外しても同じような気がしますが、あくまでもクリエイターの才能だけを基準にして採用するという意志の現れなのでしょう。
製造業の人手不足
今はまだ完全に景気回復していないので顕著化していませんが、もし日本全体で人手不足が顕著化してくれば真っ先に人材確保に苦労するのが製造業ではないかと思っています。
なぜならば製造業=多くが派遣労働で景気が悪くなると真っ先に解雇されるとか、派遣労働者というのは使い捨てだけならまだしも、賃金が安いというイメージというより実際にそうですからね?
まぁ派遣法の改正から一気にそんなイメージが世間に定着した感がありますが、松竹映画「男はつらいよ」の影響も多少は有るのかもしれませんね。
さていろいろな意味で派遣法の改正によって派遣労働者なしでは成り立たなくなって締まった感のある一部の製造業ですが、そうなってしまうと本当に人手不足になった時に人材確保が難しくなってしまって、脆弱な産業という事になってしまいかねません。
話は最初に戻りまして履歴書と職務経歴書の廃止という話題に戻りますが、モノ作りの現場における求める人物像が単なる労働者なのか、人材として何かを生み出してくれる人を求めるかによって違ってくると思うのです。
それと大切なことが有ると思います。
人を育てる企業で有るかどうかという事
人を育てるのが上手な企業はなぜか人を見る目もしっかりしていますし、人を使い捨てにする企業というのは人を見る目以前に使い捨てにしてしまうのですから話になりません。
人を育てる企業は縁故採用や学閥採用が多い
一部に縁故採用ですとか学閥採用にネガティブなイメージを持っている人がいますが、基本的に一定レベル以上の人材が集まります。
それは知り合いに声をかけて引っ張る際に役に立たない人間を自分の会社に入れたら自分が損をしますから、一定の採用基準みたいなもので知り合い親戚縁者を引っ張って来るわけです。
ですから人材確保も今現在の業績安定にも全て人材の育成というのが深く関わって来るのです。
昔から縁故採用が多いのは地方公務員と働きやすい同族会社と相場が決まっていますからね?
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