突然ですがウサギとカメの話はご存知でしょうか?

あれも亀が水の中の勝負に持ち込めば楽勝だったわけで、わざわざ陸上競技したから敵失で勝利したわけですよね?

そもそも勝負の最中に昼寝するなんて事は絶対にありえないわけですから、この昔話が何を言いたいのかさっぱり解らないのであります。

不得意な事でも真面目に取り組めば敵失に乗じて勝てるというなんて考えているのもおかしいですし、ビジネスの世界でしたら、やはり得意分野で勝負しないと勝てる見込みが著しく低くなってしまうわけです。

ウサギと亀の話

さて話は経済の話になりますが日本人が得意なモノ作りを人件費の安い海外に出してしまった事が今の現状を招いてしまっています。

IT立国を目指しても大元をアメリカに抑えられてしまっていますから、いくら頑張っても市場を押さえる事は出来ませんし、アニメ関係が頑張っているとしても雇用できる数も限られていますし、平均的な日本人であればだれでも戦力になるという産業では無いわけです。

そのあたりはトランプ大統領もわかっているようで普通の人が誰でも働けて、雇用人数が大きくて波及効果が大きいのは製造業だとわかっているから、経済対策の優先順位上位に製造業をもってきていると思います。

で日本の未来ビジョンについて考えてみたいと思いますが、IT立国を目指すとしても先に書いた通りですしアニメ大国を目指そうとしても雇用状況の改善に大きな効果は出そうに有りませんね。

余談ですがアニメばかりが国内に氾濫しても何だか文章の読解力が低下して白痴化が進むだけのような気がします。

冗談はともかく勝負するには自分の得意分野に持ち込むという事と、規格ですとかルールの部分で世界標準(デファクトスタンダード)を取らないと、不利な商売になってしまうわけですが、そのあたり駆け引きと言うか製造業に限って言えば、良いものを作る事に一生懸命でそれ以外は、疎かにしてしまったと言いますか、わざわざ生産を海外に持っていってしまって自分の得意分野を他所に移してしまったのですから、といっても後の祭りですけどね。

とはいえ日本の得意分野は製造業でまだ今なら巻き返しも可能ですし、何と言っても多くの雇用を生み出せる数少ない産業なのですから今から手を打つべきですよね。

それが出来ないようでしたら日本の復活は非常に難しいものがあるような気がするのです。

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