一部上場企業ほどの企業規模になれば個というのはなくなって企業の看板が全てで人が入れ替わっても、企業としての価値も評価も変わりません・・・と言いたいところですが相当大きな企業になっても経営者というのはその会社の顔ですし、生かすも殺すも経営者次第という部分が消えることは有りません。

話を製造業のホームページに限って書きますと、

顔が見えるホームページと見えないホームページのどちらに頼みますか?

片方は社長自らが笑顔でサイトに登場して我が社にお任せくださいとなっている場合と、会社概要の一覧表社長の名前が出ているだけでどんな人がやっているのか分からないサイトと、どちらに安心感が有りますか?

100人に問いかければ100人が他が一緒なら顔が見える方に相談すると答えが帰って来るはずですが、ざっとみた感触ではホームページに社長自らの顔写真を掲載している割合は30%にも満たないのではないでしょうか?

普段から引き合いが多すぎて対応しきれないから、これ以上に問合せが増えてしまうと対応しきれないし、お得意様への対応が悪くなってしまうので、社長の顔写真を掲載する必要はないと考えているのでしたら別ですけど、売上確保や受注先確保に奔走しているのでしたら、技術や金額を売る前に社長自身を売り込むことを考えてみたら如何でしょうか?

人は見た目が100%?

実際そんな100%なんて事はありませんし、企業と企業の取引ですから加工技術やコストが選定に大きく影響するわけですけど、まずホームページや会社案内で社長を売るという事になったら、単に顔写真が掲載されていれば良いとは思わずに、極端な話人は見た目が100%という位に思ったほうが良いものが出来ると思います。

儲かっている会社に頼む

実際大きな取引を始めるとなると信用調査機関の企業調査情報の点数を元に取引の可否を決定するわけですけど、そこまでの調査を必要としない場合は、やっぱり見た目といいますか儲かっていそうな会社を選ぶものだと思いませんか?

今にも潰れそうな会社と実態はどうあれ社長が小奇麗にして仕事に苦労していない雰囲気を出している場合と、どっちの社長のほうが仕事が集まるかという事を考えてみてください。

別に経営者は贅沢しましょうというつもりは一切ありませんが、ある程度の押し出しを考えませんと、儲かっていないという事は仕事が少ない、つまりお客が少ないと言う事は技術が低いのでは無いかと勘ぐられてしまうことも少なくないのです。

そこで儲かっているかどうかを判別する手段として

  • 社屋の状態や営業車(ネットの場合は無関係になります)
  • ホームページの印象
  • ホームページに掲載されている社長の見た目

くらいしか無いのですから社長の見た目に気を配って、社長自身も商品であると認識すれば、必ず良い結果が出てくると思いますよ。

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