インターネットの普及によって簡単に情報が探せるようになりましたが、その御蔭で見積り依頼が増えて受注量が増えるのなら良いのですけど、簡単に複数の相手に見積り依頼が出来るので時間をかけて見積を作成したのに受注に至らない事が増えたという事は無いでしょうか?

例えば図面を何十枚も送りつけられて見積をお願いしますで、適当に見積もるにしても半日は費やしてしまう内容で、しかも受注の可能性が高くないとしたらどうでしょうか?

図面から見積を作成できるエンジニアが半日時間を費やしてしまうと言うことは少なく見積もっても2万円からのコストがかかってしまうわけで、一見さんからの見積り依頼の場合ですとか明らかに複数に見積り依頼をしていると推測される商社からの見積り依頼でしたら、最初から見積もりしないか又は適当に高い見積書を出して受注したらやるけど積極的に受注しないという考え方も良いと思います。(個人的な考え方です)

系列的な考え方

下請け企業に無理な要求をしたりするけど、一定の発注は必ず出すし最低限の利益確保は考えて倒産させるような事はしないという暗黙のルールが有った系列的な結びつきは批判も多いのですけど、脱落(倒産)する会社もなく経済成長を続けてきたのですから、親分子分みたいな関係に多少は問題が有ったとしても良い面のほうが多かったと思うのです。

根本的には系列がなくなってきたお陰で相見積が増えて余計なコストがかかってしまっているという見方も出来るのではないでしょうか?

つまり見積もりを作る(取り寄せる)という事は無料と思っている人が圧倒的に多いのが今の日本なわけですけど、見積作成の時間だけをみてもかなりのコストがかかってくるわけですし、それに通信費も確実にコストとして出てくるのですから、相見積が増えて安く買えるようになったのではなくて全体にコストが上昇したという事が現実だと思います。

AI(人工知能)の登場で見積作成はどうなる?

一部の分野においてシンギュラリティは既に来ているのでありまして、それに3Dプリンターの進化が組み合わされれば基本的には材料単価と体積のみで見積もり作成が可能になる時代が来てしまいますね。(当面は量産にはコスト的に3Dプリンターは不利ですが、やがてこれも解消されると思います。)

まぁシンギュラリティがきた時点で(コスト的な問題は残るとしても)、見積作成の分野でも人が入り込む余地はなくなってしまうのですから、数年後には見積作成が大変だったけど良い時代だったと回想する事になるのではないでしょうか?

家庭用3Dプリンターの普及が始まったら?

例えば頭と直結したセンサーが考えたことを抜き出して最終的に3Dプリンターで出力するような未来が現実的になっています。

そうなれば本当に材料費以外のコストがごく少額になるのでありまして、見積もりという言葉自体があまり使わなくなってしまうかもしれませんね。