量子コンピュータの本質【二重スリットの実験】
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当サイトでも量子コンピュータを扱ったコラムへのアクセスが増えているのですが、まだまだ謎が多い量子物理学の世界ですから、いまはまだ単純に今の計算能力の何倍になるとか暗号解読がとか基本的に今のコンピューターの延長上的な話が多いのでは無いでしょうか?
そもそも未だに解明されていない事が多すぎる
二重スリットの実験については有名な実験ですから、ご存じの方も多いかと思いますが、結論を書いてしまうと電子の粒子は粒としての動きもするし波としての動きもする、それが不可思議な事に観測者の存在に寄ってその挙動を変えるという事です。
詳しくは動画をご覧ください。
量子テレポテーション
どうやらこの減少もそういうものだと理屈抜きに理解されてしまっているようですが、どんなに離れた場所に有っても対になる量子は片方がプラスになるともう片方がマイナスな状態になるというものです。
これもその情報伝達の方法は解明されていないわけです。
未解明だらけの量子物理学を土台とした量子コンピュータ
原理が解明されていなくても量子テレポテーション(量子もつれ)の原理を使えば、高速よりも早いスピードで情報伝達する事が可能ですでしょうし、処理能力の向上によってより大きなプログラムを動かしたり、人工知能に応用したりする事も可能かと思いますが、果たして始まったばかりの量子物理学で基本的なことが未解明な状態で、製品として使うことが可能なのかどうか疑問が残るところです。
そもそも本当に量子コンピューターと言えるのか?
今のスーパーコンピューターで数十年かかるような計算をわずか数秒で処理が可能というのが、処理速度から見た量子コンピューターなわけですが、そこまでの能力を発揮していないようですし、何か違うような気がするのですけど、具体的に表現できないのです。
ただ何となく本当に量子コンピューターなの?という疑問は誰もが持っているのでは無いでしょうか?
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