量子コンピューターの原理と仕組み
最近になって実証実験が始まりまして、一部で話題になっている量子コンピューターの原理について取り上げようと思います。
キッカケは気になって自分で調べてみたところ学術的技術的過ぎてさっぱりわからなかったので、自分なりに噛み砕いて小学生にもわかるレベルで表現したくなったからです。
さて量子コンピューターの仕組みと原理を例えるならば、群れで海で泳いでいる小魚に例えられると思います。
実際に見た事がある人も多いと思いますが、群れが急に方向転換する時って一切タイムラグなく全体が一瞬で同時に方向転換しますよね?
どれかリーダーがいてリーダーが向きを変えるのを見て、他が追随するような動きもタイムラグもなく群れ全体が意思を持って移動しているとしか思えない動きをします。
話をコンピューターに移動させますが、スタンドアローン(1台)で動いている状態はたんに単独で処理をしていただけでしたが、これが並列処理やネットワーク技術などで複数のコンピューターに処理を分散してさせる事によって、より早く多くのデーターをコンピューター処理できるようになりました。
この場合、個々のコンピューターは個別に受け持った処理をしている状態で、データーの受け渡し(転送)スピードが並列処理をするコンピューターが多くなるほど多くなってきますし、機械的構造部分もとても大きくなってきてしまいます。
そこで今回の量子コンピューターという事になるのですが、細かい技術的な事をバッサリカットさせていただきまして、簡単に仕組みを理解するならばという事で、最初に書いた通り小魚の群れのように全体で意思を持って統一された行動(処理)をするシステムであると私は理解しました。
コンピューターが意思を持つなんて話もありますが、それも人がプログラムしての話ですから結局はプログラミングする技術者しだいという事になります。
量子コンピューターによって何が変わる?
全く想像つきませんが、大昔のギリシャやローマでなぜ哲学が発達したかという事について書いてみたいと思います。
その当時のローマ市民というのは労働はすべて二級市民以下の人たちにさせて、自分たちが働くことは一切なかったのだそうで、よって暇を持て余した人によって哲学や文学が発展したのだそうです。
今に置き換えるとコンピューターや自動生産技術が発展して人は働く必要がなくなって、文化や芸術やクリエイティブな領域が発展する・・わけないですね?
まぁここまでは明るい未来になるのかも?ですが、栄えていたローマ帝国がどうなったのかを振り返りますと、明るい未来に影が差してしまうのです。
量子物理学との関係
量子コンピュータに対して量子物理学という分野があります。
この量子物理学はなぜか引き寄せの法則みたいなスピリチェアルな分野に好かれているようで、このあたりがごっちゃになってしまって、量子コンピュータも引き寄せの法則を使った答えの導きみたいに勘違いはしないと思いますが、同じ単語を使っているので紛らわしい感じですね。
追伸
一説には量子コンピューターによって飛躍的に計算能力が発達する事によって、人のDNA解析が進んでとんでもない真実が明らかになるみたいな話もありますが、一体どうなるのでしょうか?
それと人の脳は能力のせいぜい3%程度しか使っていなくて、その理由は脳を100%フル稼働させてしまうと、その瞬間に餓死してしまうほどのエネルギー消費してしまうからなのだそうですが、こっちのほうを何とかして活用したほうが良いような気もするのです。
本来競争があると発達するというのが公理の筈なのですが、コンピューターが進歩する間に人の能力は逆に落ちてきてしまっている部分が多いと思いませんか?
昔は10か所くらいの電話番号はみんな暗記していましたし、ナビがある現代よりも方向感覚はしっかりしていましたし、そろそろ本気でコンピューターを競争相手だと考える時期かもしれませんね?
関連コラム:シュミレーション仮説の嘘
[ad#as]