製造業に限らずコスト削減は企業にとって存続を左右する項目として取り組んでいかなくてはいけませんが、製造コストを必死になって削減してコストダウンを達成しても、人手不足で求人にかかるコストが経営に影響を与えたり、人手が足りないので生産ラインの稼動もおぼつかないという状況では困りますね。

過去を振り返ってみますと製造業というのは、他業種に人材が流出する事が多くて、逆に積極的に他業種から転職者を受け入れるような動きは少なかったと思います。

それは歴史的に見ると高度成長期を過ぎてバブル経済が弾ける頃までは、大学を出た優秀な人の多くが進んで製造メーカーに就職先を求め、特に理系の優秀な学生というのは製造メーカー一択でしたし、高卒でもやはり優秀な人は大手メーカーに就職する事が本人も家族も求めていたという時代が長かったわけです。

ですから他の業界と比べて人材確保に苦労していなかった業界でしたから、熱心でなかったという事もあるのかもしれませんね。

人手不足対策の解決策トップは縁故入社だったりします。

昔から良い会社というのは、もちろん入社希望者が多いわけですが、従業員の親戚縁者だったり知り合いで信用置ける人を採用する事が非常に多かったわけです。

もし社員に誰か良い人材がいないか聞いていなかったら、まずは身近な人に声をかけてみるのはどうでしょうか?コストはまったくかかりませんし、質の良い人材を確保できる可能性が高いのですから。

人を大切にすると人が残る

物を大切にすると物が残り、お金を大切にするとお金が残るというのはご存知ですね?

これは人材に関してもまったく同じ事で、人を大切にしないでいくら求人対策にお金をかけて求人広告を出しても、人は残らないという事がはっきりしているのです。

質の高い人材が質の高い製品を生み出す

高品質なよい製品を生み出している企業は、人に対する教育を惜しみませんし、もちろん人を大切にしています。

今の製造業は腕より道具みたいなところもありますし、アウトソーシングすればなんて考えも残念ながら在りますが、工作機械を操作するのは人ですし創意工夫が出来るのも人だけなのですから、質の高い人材育成が必要なのはよく理解されていると思います。

なんといっても社長や一部の社員だけが必死になっているよりも、質の高い人材が揃っているほうが良いアイデアも創意工夫も生まれるのは間違いない事なのです。

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