営業上手は断り上手
金属加工業ですとか切削業に限った話ではなく、上手な営業マンは断り上手だと言われています。
営業マンの動ける時間も対応できるお客様の数も限られて居るのですから、時間ばかりかかってお金にならない相手に時間を費やしていると、本当に時間をかけて対応しなくてはいけない大切なお客に対応する時間がなくなってしまうからです。
つまり基本は時間の使い方
製造コストに関係してくる材料費の仕入れ単価ですとか作業時間や工作機械の減価償却については非常にシビアにしている代わりに?営業的なことに関してはコスト的な考え方が全くないという場合は少なくないと思います。
さて話を最初に戻しますが文句ばかり言っていて、口を開けば値引きしろとしか言わないようなお客が1の利益しか自社にもたらさなくて、逆に非常に良い顧客で毎月100の利益を出させてくれる優良顧客が居たとしましょう。
コスト計算上では儲からないお客の100倍優良顧客に時間をかけるという事になりますが、実際は同じくらいだったり場合によっては儲からないお客に対して何度も見積りを出し直したり、値引き交渉したりして、優良顧客以上に儲からない相手に時間を消耗している事は無いでしょうか?
理想と現実の狭間
そうは言っても製造業界に限らず何処の会社もそんな状態が多いのが当たり前じゃないの?
なんて声が聞こえてきた気がします。
本当に時間をかけなくてはいけない優良顧客や新規営業が出来ているのでしたら、現状のままで全く問題ないと思いますからそのまま継続発展して頂ければ良いと思います。
もしそうでないとしたら理想に近づけていく事も絶対必要だと思いませんか?
断ると考える時間が生まれる
実は何も考えないで目の前の仕事をやっている方がずっと楽なのです。
特に脳は怠け者で脳みそに汗をかかせるような事をさせまいとします。
特にこれをお読みの貴方が経営者だったらあなたの仕事は体を動かして時間を消費することではなくて脳みそに汗をかくことでは無いでしょうか?
仕事を断るには勇気も入りますし不安も湧き出てくるでしょうが、本当に儲かっている工場にしたいのでしたら、断るべき仕事はきっぱり断ってしまって利益が出る仕事を受注するにはどうすれば良いのか一生懸命考える決断をしてみませんか?
話を製造業関係のホームページに移動させてもらいますが、やっぱり仕事が順調に回っているところはホームページ一つにしても、かなり考えて常に改良を加えていると感じるのです。
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