工場の立地条件
最近になって実態が分かってきたのか人件費の低い発展途上国に生産拠点を移す動きは下火になってきたような気がしますが、店舗を構えてお客を待っている小売店ほどではないですが、製造業においても立地条件というのは業績に直結する条件で有ることには間違いないです。
一言に立地条件と言っても例えば
- 物流効率の視点から見た立地条件
- 営業相手による販売展開的な視点から考えた立地条件
- 材料調達、仕入れ関係を考えた場所
- 大きな部分では市場規模とか・・・
といったいった視点以外にも従業員(人材)の確保も考えていませんと、工場可動に必要な人員確保が出来なかったり、労働の質が悪かったり(一部の国もそうですが日本国内のごく一部もそうだったりするかもしれません)、労働運動が盛んだったりまぁ単にコスト面だけで考えるわけにはいかないのです。
余談ですがとても安くて(用地買収や賃料)、周りは畑が広がっているから周りの住民と騒音の問題が発生する事もなく、理想の工場立地条件だと思ってと工場を移転した後に、周りが畑ばかりなので少し風が吹いただけで、砂埃がひどくて工場内が砂埃だらけになって窓も開けられない・・なんて事も有るようです。
さてここで日本は素晴らしいという感想的な話を書かせていただきますが、日本というのは都市に集中していると言われてはいるものの、それでも基本的に日本にまんべんなく富が散らばっていて、道路や鉄道などの物流に関するインフラが整備されていて、労働者としての一定以上のレベルが確保されているわけです。
つまり日本のどこで有ってもある程度の市場が有って労働力の確保が可能な数少ない国が日本であるという事です。
ですから人件費の高さだけ解消されてしまえば日本に進出したいと思っている外資系の企業はとても多いのですが、・・ですからですね日本の人件費は高く据え置いて海外からの侵食を防がなくてはいけないのです。
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