商売の方法には色々ありますが、その中でも昔から存在している殿様商売が今回の話題ですが、この殿様商売というのはネガティブなイメージが強くて、お宅は殿様商売をやっていると指摘されましたら、それは皮肉や嫌味として言われる場合ですよね?

天守閣

ただ世の中を見回してみますと、殿様商売発祥の地である日本では、その立場で商売をしている企業が少なくなって居ますが、外国資本の企業が何故か独占禁止法の法律とも無縁な状態で日本国内で商売している事が目立ってきたような気がします。

それがインターネットの世界では非常に顕著になっていまして、検索エンジンもそうですしSNS(ソーシャルネットワークサービス)も小売関係に関しても、気が付いたら圧倒的なシェアを海外企業にとられてしまって、気が付いたら殿様商売をされている状況ですね?

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まぁ海外企業も市場で圧倒的なシェアを獲得するまで多大な努力をしてきたことは間違いない事ですが、気が付いたら他に比べたり頼めるサービスが存在しない独占企業になってしまって、消費者的には非常に不利な状態になっている事は間違いありませんね。

典型的な例としては強引なバージョンアップで社会的な混乱を引き起こしたマイクロソフト社のウインドウズ10がありますが、あれだけ無茶な事を行っても、では他に乗り換えましょうとリナックスに乗り換えた人は皆無に近い状態で、結局はみんながウィンドウズを使っているわけです。

これは殿様だから出来ることですよね?

高度成長時代・日本の殿様商売

電電公社をはじめとする専売公社ですとか国鉄ですとか、護送船団方式で守られていた民間銀行ですとか、殿様の原産国であるに日本では各地に殿様商売をやっている事業者が存在していましたね?

それがやがて殿様商売は許せないみたいな世間の空気があって政治が動いて、どんどんと官製殿様商売は淘汰されていったわけですけど、それが何故か外国企業が進出してきて殿様商売をやっても文句は出ないのですね?

ブランド品の販売も殿様商売をやらないと買ってもらえないみたいな所が日本にはありまして、舶来品信仰みたいなものが未だに残っているのでは無いでしょうか?

正しい殿様商売を目指すべき

アメリカの政治家が海外に出かける時に大企業の人間を同行させて、トップセールスの後押しをする事は有名ですが、日本でこんな事を実際にやったら癒着だと指摘されてスキャンダルに発展してしまいますよね?

けど日本にウィンドウズが入ってきたとき、インターネットが始まったときにどうだったのかを考えてみる必要が有るのではないでしょうか?

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