製造業と労働集約産業の関係について
近年といいますか実際は産業革命から徐々構造が変化してきているのですが、労働集約産業の色合いが非常に強かった製造業という業界が徐々に設備産業に近くなって来たように感じませんか?
ご存知とは思いますが労働集約産業とは人の労働に依存する産業の事で、規模(売上)を拡大するためには、それに見合った人員増強が必須となる産業の事で、売上を作り出す過程において人手が売上に比例して必要になる産業の事です。
ちなみに受託開発のソフトウェアの開発は今も昔も労働集約産業の形態になっています。
装置産業とは売上を作るプロセスにおいて装置(設備)の性能や機能や規模が大きな要素を決めてしまう産業の事で、太陽光発電畑はまさに装置産業ですね。
さて基本的に・・基本的にですよ、製造業と向かっている方向と言いますか目指している方向というのが、労働集約産業としての比率を下げることではないでしょうか?
一定量の製品を作るのに10人かかっていた状態を、8人で作れるように設備を増強してといった感じで進んでいるのが現状で、コストダウンの観点で考えれば仕方のない事なのですが、一定以上の企業規模が必要になってきますし、ある意味では単価アップの交渉が難しくなってくるのでは無いでしょうか?
話は変わりますがかつてのゴールドラッシュで賑わった西部開拓の地で、金を掘って儲かった労働者は非常に少なくて、ツルハシなどの工具やジーパンを販売したジーンズメーカーが儲かったのだそうですけど、場合によっては製造装置を購入するために・・なんて事になるかもしれないですよね?
個人的な意見として時として労働集約産業の道を選んだほうが、利益の確保ができる場合も多いような気もするのです。
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